2021.06.16
当社の社会課題に対する取り組み「リーダーシップ・エコシステム®」の一環として、
2020年9月度から2021年3月度の研修事業の売上総利益の1%を、一般財団法人あしなが育英会様、認定NPO法人カタリバ様、認定NPO法人多文化共生センター東京様に寄付させていただきましたことをご報告いたします。(プレスリリース)
本取り組みは、2020年度より始動しており、今回が2度目の寄付となります。
前回の寄付先である一般財団法人あしなが育英会様に加えて、認定NPO法人カタリバ様と認定NPO法人多文化共生センター東京様を加えた3先に支援先を拡げました。
■リーダーシップ・エコシステム®に込めた私たちの念い
労働力人口の減少が重大課題である日本において、未来を担う若者は社会全体の宝であり、彼らが活躍できる社会を作っていくことは私たちの急務です。また若者のなかでも、経済的な困窮や脆弱な学習環境など、様々な事情により機会が制限されている若者に対しては、物心両面での手厚い支援が必須だと考えます。そして困難な状況にある彼らにこそ、自らの人生をしなやかにたくましく切り拓いていく「リーダーシップ」を高める機会を提供したい。この念いから当社の取り組みは生まれました。企業のリーダーシップ開発投資を、寄付とプロボノ(研修の無償提供)という形で未来の若者に対して還流させていく。これがリーダーシップ・エコシステム®です。
<2021年度5月寄付実績先>
- 一般財団法人あしなが育英会様:病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える
- 認定NPO法人カタリバ様:「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくり出す力を育める社会」を目指し、10代の教育支援活動を行う
- 認定NPO法人多文化共生センター東京様:外国にルーツを持つ子どもたちが教育を受ける機会の拡大に取り組む
■コロナ禍での各支援団体の取り組み
支援を必要とする子どもや学生たちを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症が拡大したことにより、一層厳しさを増しています。
あしなが育英会様によると、学生の家庭の経済状況の悪化や、50年間続けてきた街頭募金の中止など、奨学生を支えるための活動もコロナ禍で変更を余儀なくされたとのことです。また、カタリバ様には、子どもの保護者から「コロナの影響でパートをクビになった。子どもと2人で心身ともに限界」というような悲痛な声が寄せられると言います。多文化共生センター東京様においても、感染症対策から対面でのボランティアによる学習指導の一時休止や、「たぶんかフリースクール」の授業時間を縮小せざるをえなかったとのことです。
しかし厳しい環境の中でも、あしなが育英会様と、あしなが奨学生が主体となり運営する団体あしなが学生募金様が協働で「あしながグローバル100チャレンジキャンペーン」というクラウドファンディングに挑戦されました。またカタリバ様の「キッカケプログラム」では、困窮世帯の子どもに対してPCやWi-Fiを無償貸与し、オンラインでの多様な学びを提供しています。多文化共生センター東京様では、新しい取り組みとして、外国にルーツを持つ子どもへのオンラインでの学習支援や、外国籍学生に対しての日本語サポートなどの高校支援事業が始動しました。
各支援団体の行う「学びの機会を守る」取り組みに強く共感し、研修・リーダーシップ開発を40年間行ってきた私たちの強みを生かした形での支援を今後も続けていきたいと考えています。
■リーダーシップ・エコシステム®について
リーダーシップ・エコシステム®の原資は、クライアント企業が「自社の従業員」に対して「イマ」行っているリーダーシップ開発投資です。今後も、当社の主事業である研修事業の推進を通じて社会に価値を提供し、同時にこの「リーダーシップ・エコシステム®」のスキームを用いて、「日本社会の若者」の「ミライ」を拓くためのリーダーシップ開発へと還流させ、日本社会の活性化と共に、誰一人取り残さないことを理念とした達成目標であるSDGsの推進に努めていきます。
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