2020.10.28
私たちImpact Japanでは、10年以上前からwork from everywhereの働き方に取り組んできました。
今年の3月以降は、完全在宅勤務に切り替えましたが、その後は感染対策を十分に行ったうえで、
必要に応じて、出社とリモートワークのベストバランスを探っています。
現在、Impactには4つの部署があり、以下のミッションをそれぞれが追求しています。
・クライアントの課題解決を目指すBusiness Consulting Department
・対面研修でもVELでも人生最高の経験を参加者に提供し、顧客の事業成長に貢献するClient Success Department
・Impactの提供価値を対外的に伝えていくCreative and Marketing Department
・効率的な運営で提供価値を高めていくValue Support Department
異なるミッション、異なる業務を抱える各部署のメンバーが、
リモート含む環境でも効果的に協働して業務を進めていくことは、チャレンジングなことです。
社内コミュニケーションの重要性を改めて感じる日々でもあります。
もちろん全体ミーティングで皆に対して発言するような場はあります。
しかし、会議前後に席を立ちながらちょっと声をかけあう、という場は持ちづらくなりました。
特に違う部署や、通常業務で直接関わりがないメンバーとは、気づけば1か月近く話していないということも。
ハーバード・ビジネス・レビューの記事*によれば、
オフィスには、主に「集中」「交流」「協働」「学習」の4つのモードがあるといいます。
そしてオフィスの存在価値は、「交流によるイノベーション創出」にあるとも書かれています。
そこで「交流」の場の一つとして、NeWork™というツールを今月から試行しています。
これは、NTT Communications様が開発した、雑談・立ち話をコンセプトにしたオンラインワークスペースです。
まずは以前より行っていた「Monday Morning Meeting」の場で、トピックごとのルームを作り、少人数で自由に話す機会を設けました。
また活用方法については、メンバーを中心に試行錯誤をしています。
・「ランチルーム」:違う部署のメンバーと話しながら食事をする
・「部室」:ストレッチ・ダンスなど在宅勤務で固まった身体を動かす
・「スナック」:人生経験豊富な社員に相談ができる(企画中!)
業務ツールや、スケジュールされたミーティングから一度離れて行う雑談。
確かにリラックスして、少しプライベートなことを話したり、まだしっかり言語化できないことも発話しやすいと感じています。
また交流を通じて、新しいメンバーの人となりが見えて、ちょっとした依頼がしやすくなったり、
部署の違うメンバーとの会話の中で、思いもしなかったアイディアが浮かんだり。手ごたえを感じています。
同じオフィスにいれば、自然と目や耳から入ってくる多種多様な情報を、
物理的には別の場所にいながら、どう収集し、業務推進や価値発揮に活かしていくか。
そのためのテクノロジーやツールは今やたくさん開発されています。
自社の状態やビジネスにフィットする形で、
Face to Faceとオンラインの場をミックスしながら集まり、Agileに学び、調整していくこと。それが大事だと感じます。
引き続き、トライを続けていきます。
*参考:[インタビュー]ワークスペース研究の第一人者に聞く これからのオフィスに何が求められるか|ハーバード・ビジネス・レビュー 2020年11月号