2020.11.18
2030年を目標に、環境問題や貧困など複数の社会課題に対して、包括的な解決を目指す国際的な取り組みSDGsが広く推進されています。そのため、企業においても、社会課題の解決がビジネスに直結する時代に突入していることに、もはや異論が出ることはないでしょう。
またこのコロナ禍で、企業活動や一般生活において、かつて「ノーマル」とされたものが大きく様変わりしています。このように混沌として正解が見えない、まさにVUCAな世界をリードしていく次世代の経営人材の育成は、重要でありながら先送りにされがちではないでしょうか。しかし中長期的なテーマであるからこそ、少しずつでも持続的に取り組んでいく必要があります。そしてその開発能力のひとつ、Thought Leadershipに私たちは注目しています。
Thought Leadership*とは、特定の業界・テーマ・社会問題などの分野で、その解決策となりうるThought(=主張、念い、理念など)を掲げ、社会や顧客からの共感と評判を生み出すことや、将来を先取りした革新的なアイデアや解決策を発見し、それを示すことでその分野の主導者となることを指します。つまり、広く社会の中からニーズを見出し、自ら課題や成果設定を行い、自社の強みを活かした解決策を創りあげ、想いを伝えながら事業として推進していく働きかけ、と言えます。
このThought Leadershipのベースとして「ビジネスが社会を善くする力を持つこと」そして「社会課題の解決が事業成長に結びつくこと」を体感的に理解できるSDGs Outside-in Card Gameに注目し、先日、社内でオンライン版のドライランを行いました。
当日の参加者の感想の一部です。
- ゲームで成功する新規事業事例が、実際に存在する事業なので納得感があった
- アセットとソリューションの組み合わせが適切でないと事業創造がうまくいかなかった。 また創造だけではなく、拡大するためどうすればよいか。チームで議論することができた
- ゲームを通じて、社会課題に基づくマッチングを自然と意識するようになり、アウトサイドインという考え方を掴めた
本アクティビティのクライアント向け体験会を2021年5月13日に実施しました。
当日の様子はこちらよりご確認ください。
*参考:「ソートリーダーシップ」広告朝日-朝日新聞社メディア広告局