About
日本発祥のファッションブランドとして、数多くのブランドを生み出し展開しているユナイテッドアローズ。中でも、手頃な価格帯でユナイテッドアローズならではの商品を展開しているのが「グリーンレーベル リラクシング(「以下GLR)」です。店舗数はグループの中で最も多く、幅広い層に支持されています。2018年に立ち上げから20周年を迎え、国内では知名度の高いブランドへと成長。組織としても順調に拡大を続けています。
(Objectiveに続く)
取り組むべき課題の一つが、戦略の実行力を高めるという観点からの店長の強化でした。ブランドの価値向上のために何をどうしたいか主体的に捉え、GLRの店長としてどうありたいか、自己と向き合い、ビジョンを描くことが求められていました。GLRブランドを背負って立つ店長へと視座を上げることを見据え、研修を通じてマネジメント基礎スキルの習得を図るところから始めることとなりました。店長たちの行動にフォーカスすることによって戦略実行力を高める、つまりGLRの行動規範の徹底です。
(Solutionに続く)
行動規範の徹底という観点で何度も企画を練り直した結果、以下の構成で選抜メンバーによるオフサイトプログラムを実施しました。
1) 人材開発担当による事前課題の設定と事前課題を踏まえたセッション2) インパクトによる1泊2日の合宿型集合研修3) 再び人材開発担当によるフォローアップセッション4) 参加者から販売部長へ学びの総括のプレゼンテーション
通常プログラムは主にプロジェクト(5、6名のチーム単位で制限時間内での課題解決に取り組むアクティビティ)とレビュー(プロジェクトでのチーム、自身、他者の振舞いなどの振り返り)から構成されます。各プロジェクトには、組織運営上起こりがちなことや、マネジメントの観点からのメタファーが込められており、これらを活かしたレビューを行います。しかし、今回は特にGLRの行動規範に焦点を当て、そのニュアンスをも踏まえて最適なプロジェクトで構成。レビューの振り返りポイントもその点を意識して行われました。
こうしたプロジェクトとレビューを繰り返すことで、行動規範として組織において店長に求められているものとその水準を、自身の状況と照らし合わせ習得することを意図していました。
(Resultsに続く)
インパクトは、企画段階から研修実施後まで、流れを踏まえて随時テーマの設定やコンテンツの追加をし、デザインをカスタマイズしました。その結果、課題認識とその解決に向けたマインドセットが変化。研修後の人材開発担当者は、店長たちの仕事の進め方の傾向が露呈したことで今後何をどう教育していけばいいかを認識。さらに、参加者は合宿での学びや気づきを通して、会社が大事にしている点や自分たちの課題を理解し、今後こうしようという意欲も見られるように。自己と徹底的に向き合い内省し、自身の問題に自ら気付くことで、参加した店長たちの心の持ちよう、マインドセットが大きく変化することとなりました。
▶Case詳細お問い合わせはこちら