About
UBSグループでは、2008年の金融危機以降、組織再編と企業文化の再構築が行われ、マネジメントに求められるリーダーシップも世界共通で見直されることになりました。グループの一角を担うUBSアセット・マネジメント株式会社では、経営トップがマネジメント層のリーダーシップの現状レベルに対し強い問題意識を持っており、レベルを格段に向上することを主な目的としたプログラムの導入が求められていました。
(Objectiveに続く)
社内で先に実施されていたエンプロイサーベイ(従業員意識調査)の結果、マネジメント層のリーダーシップに関して3つの能力に課題があることが明らかでした。タレント(人財)育成能力、フェアに部下を評価していく能力、メンターとなり自チームを今まで以上にうまく率いる能力の3つです。これらの能力を重点的に高めていくような仕掛けが必要でした。
(Solutionに続く)
プログラムの構築の必須要件の1つ目は、UBSグループが掲げるリーダーシップの定義と連動させること、2つ目は、継続的かつ効果的に組織・人材開発をしていくために客観的な視点を入れることでした。また、プログラムの半分は外部を入れるが半分は自前で実施するという企画者の想いを、現実的なプログラムとして形にすることが求められていました。そこで、モジュール1では自己認識を高め、他者との違いを診断とフィードバックによって明確にしていくDiscoveryを用いて、社員に求められる行動基準と照らし合わせ、経営・マネジメント層としてのビヘイビアで自身が何を強みとし何が不足しているのかについて理解を深めていきました。続くモジュール2では、個人の行動や組織特徴傾向が表れ、求められるリーダーシップがよりイメージしやすい体験を取り入れたプログラムを設定しました。そして、モジュール3は対話の場とし、半日のOff-JTを3回(最初の2回はインパクトが運営、3回目は自社で運営)で行う構成のプログラムを実施しました。
(Resultsに続く)