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リアルとデジタルの境界が曖昧となり、難しさが増す企業のマーケティング活動、問われる広告代理店の在り方。
事業環境の劇的な変化に対応するため、そして顧客への提供価値をより一層高めるため、NTTアドは、グループメインのプロモーション会社から脱却し、ビジネスモデルの変革に取り組んでいる。
変革のリーダーである東社長は、「Fanを創る、Funでつなぐ。」というミッションと、クリエイティビティ&テクノロジーを高めることで事業領域をストレッチし「CXに強いマーケティング支援会社」に進化するというビジョンを打ち出した。そして、事業と組織変革のステップを大きく踏み出す。
CXに強いマーケティング支援会社になる。そのために、NTTアド・東社長の描く変革のステップは2つ。企画から運用まで担える会社となり競争力を上げ、顧客価値を向上する。そのステップ1として、事業部制の導入という組織構造の改革、そしてプロパー社員からの事業部長抜擢と外部人材の大胆な登用が行われた。
ただし、新たなビジョンや戦略を打ち出したとしても、変革を推し進めることは決して容易ではない。同時に事業環境の変化も待ったなしだ。この荒波を乗りこなすため、事業変革の中核を担う新任事業部長たちのリーダーシップ開発の場をデザインした。
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新任事業部長14名に提供された「LEADERSHIP OFF-SITE」。外部招聘され、着任直後の新COO大平氏も参加した。2つのモジュールを中心としたプログラムのコンセプトは「未知の課題解決にチームで没入する」。変革を推し進める事業部長たちが、安全にリーダーシップの失敗を重ねられること、挑戦する経験を増やすこと、リーダーシップチームが一枚岩となる場とすることを企図した。
新COOである大平氏は「それぞれのモジュールで垣間見えた事業部長陣のふるまいと、実務で感じていた特徴は、見事に重なって見えた。良い点も、課題となる点も」と語る。プログラム期間を通じて、各事業部長の失敗の捉え方、そして連携への働きかけも変化していった。
(Resultsに続く)